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家族間の境界線があいまいなとき

NLP起業ブログ


こんにちは、ふりーちあかおりです。

人が生きていく上で、ちょっと怖いスパイスについて紹介したいと思います。

というのも、人の悩みの根本は、やはり幼少期に体験した家族間の何らかのパターンに集約されることが多いからです。

今日ご紹介するのは、纏綿(てんめん)状態という言葉について。

纏綿(てんめん)とは、綿と綿が複雑に絡まり合っている状態のことです。

家族療法では、この纏綿状態という言葉を、本来は個々に独立し、個々に価値ある存在であるはずの家族間の境界線があいまいになっている状態のことをいいます。

家族間の境界線がはっきりしていないと、つまり、纏綿状態だと恋愛や人生の大きな決断の時に、自分の気持ちなのか、家族の気持ちなのか分からず、自分がいったい何を欲しいのか分からない・・・・

なんてことに陥りやすかったり、

または、子供が親のこころの親になってしまい、親の満たされないこころの養育のために、自分の人生を犠牲にしてしまうことがあります。

たとえば、お互いが依存しあって、心理的引きこもりになってしまうとか、親の「親だ」という存在価値を満たすために、子が、「成長する」ことや「成功すること」「成し遂げる」ことを無意識にあきらめてしまうとか・・。

ちょっと、ゴシップネタだとよく芸能界で、幼い子供が親のために働いて、親のためにお店を出した、とか借金を返した・・

っていう話がありますが、子供が親の養育をしてしまうと、最終的には悲劇が待っていることも多いですよね。

最終的には、自分と家族との境界線があいまいなことで

「わたしは、誰なんだろう」と、自分のアイデンテティが形成できず、苦しむことになります。

幼少期に、形成できなかったアイデンテティは大人になっても、できるはずもなく、社会に出ても出会う人と境界線が作れず、誰かの言いなりになりやすかったり、不幸な恋愛関係を形成したりします。

健全な家族では、きちんと子供のころから、境界線が守られていて仲良し親子、仲良し家族でいられるのです。