NLPについてわかりやすく解説!

NLPとは


NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経・言語・プログラミング)の略です。

人間は、
N = 神経(脳)つまり五感《視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚》によって物事を認識し、体験を記憶しています。

L = 言語/非言語を使い、物事を認識し、体験を記憶しています。

P=その認識や記憶は今までの人生体験に基づいて無意識(脳)の中に「プログラミング」つまりパターン化し、その「プログラミング」のとおりに自動反応し行動していると考えられています。

 

NLPでは、そのプログラミングを明らかにし、
パターンを変えることができるため、長年の悩みを解決することができるだけでなく、

「問題解決」「目標達成」「自己実現」ができるのです。

NLPをスキルと捉えるとしたら、

脳の中や、生理反応、思考、行動を変えるための、スキルや方法でいっぱいです。

あなたの日頃やってしまうパターンを変えることもできます。

人間関係、コミュニケーション、何かの計画、、ついやってしまっているパターンなどはないですか??

 

世界的に有名なコーチである、アンソニー・ロビンズはNLPを活用していることは有名ですし、クリントン元大統領やオバマ元大統領、トニー・ブレア首相などがNLPを学び演説で活用したことでも知られています。

もともとはセラピーやカウンセリングの現場から生まれたNLPですが、現在ではその有用性から、ビジネス、だけでなく、医療の場、教育の、家庭や育児に至るまで様々な分野で活用され続けています。

最近では、ビジネス本や起業塾などであたりまえのように紹介されています。

こういった、ネーミングからもNLPのことを脳科学という位置付けで説明されることがあります。

 

NLPの簡単な歴史

NLPは40年以上前にアメリカのRichard Bandler(リチャードバンドラー) と  John Grinder(ジョングリンダー)によって開発されました。

NLPは、当初、バンドラーとグリンダーが出会い、天才的な人や苦難から立ち直った人がどのように人に有効な影響を与えているのか、どのような言語、非言語のパターンがあるか、どのように脳を使っているのかを研究し始めたことからスタートします。

彼らのやっていたことは、当時の大多数の学者が「なぜクライアントはこの問題を抱えているのか?」つまりWHY(なぜ)の視点だったこととは異なり、 「どうやったら結果が出るか(HOW)」にフォーカスすることでした。

バンドラーとグリンダーはその当時最も才能のある精神科医やセラピストの何人かを研究しました。
具体的には、催眠療法家のミルトン・エリクソン、家族療法のバージニア・サティール、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズの3人が始まりです。

このようにバンドラーとグリンダーは、天才たちが、何をしたどのよう  にしたかを研究し、誰でも同じようにできるように、パターンをモデル化しました。これがNLPの初期モデルとなりました。

次に、クライアントを研究し、それはコーチング、芸術、スポーツ、ビジネスを含む人間の努力の範囲全体に広がりました。

NLPが誰でもスキルを習得できることと、NLPの範囲に、コーチング、カウンセリング、セラピーが含まれるのはこのためです。

NLPの守備範囲は広い

先述のように、NLPをスキルとして捉えるならば、NLPの守備範囲は大変広いです。

コーチング、カウンセリング、セラピーといったスキルが網羅されていますので、マイナスの状態を0に持っていくことも、0の状態からプラスに持っていくことも簡単にできます。

また、時間軸でいくと過去、未来、現在と行ったことを扱います。ですので、過去のトラウマも扱えますし、未来の願望実現も叶うのです。

他、意識的な状態から無意識に向かってコミュニケーションしていく、いわゆる催眠のようなスキルもありますし、無意識から意識へと覚醒、気づきを促すスキルもあります。

このように守備範囲が広いことで、伝える側のスキルが問われ、NLPがしっかりと理解できている人が残念ながら日本にはあまり多くないという現状もあります。

NLPが日本に入って来た頃のお話

日本には、1970年代終わり頃に紹介されました。ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズら当時の優れたセラピストたちの、普通の人には真似することの難しい治療法を解析し、誰でも使えるように秘訣を明らかにした画期的なスキルであるとして伝えられました。ゲシュタルト療法と関係者が重複していたこともあり、初期においては臨床心理学者たちが積極的に翻訳・紹介しており、カウンセリングの一手法として捉えられました。
一部の自己啓発セミナーの関係者・元関係者らが積極的に導入しており、日本では民間セラピストと自己啓発セミナーの関係者・元関係者の間でよく知られるようになりました。

また、2005年あたりには、NLPを使った営業セミナーなどが開催されるようになり、また恋愛本などでテクニックを紹介されるようになり、小手先のテクニックの部分がクローズアップされ、「怪しい」「NLPをやっている人は変な人が多い」などの声もちらほら出るようになりました。

確かに、小手先のテクニックとして、誰でも、簡単に、できるスキルも多いため、悪用する人もいたのかもしれませんが、小手先のテクニックは所詮小手先止まりで、このような悪評が出ていたのも納得です。

その後、2015年辺りから起業塾ブームの波も受け、起業塾などでNLPのテクニックが紹介されるようになり、NLPという言葉が再度一部の人から注目を受けるようになりました。

ちなみに、私はアロマセラピストのテキストで、ゲシュタルト療法、NLPを知りました^^

脳の使い方をモデル化する

「NLPは天才の脳の使い方をモデル化することができる!」とも言われます。

すでに出来ている人と同じように脳を使うことで同程度の成果を発揮できると考えるのです。
このような考えをベースに様々なコミュニケーションや モチベーションアップや自己改革に自己催眠を使うことが特徴的なだけでなく、健康な人や病気の人、個人または企業に対して効果を発揮することができます。

実は私自身、大きな売り上げを上げ続けることができているのは、自分に自己催眠をかけているからです。自己催眠というとびっくりする人も多いと思いますが、逆にネガティブな自己催眠を自分にかけてしまっている方の方が多いんですよ。
ネガティブな自己催眠で、自分の可能性を閉じ込めているのはもったいないので、それは是非開放して欲しいです。

脳はプログラミングされている

私たちの脳はパソコンのようにプログラミングされています。
この脳のプログラミングの中に生まれてから今まで生きてきた中で体験した情報が入っています。

Calm small ginger girl sitting on table and using smartphone in light living room

生まれてから経験したこと、言われた言葉、見たもの、なども全て脳にプログラム化されます。大人になってもそれは刻み込まれています。

そしてまるでプログラミングされているかのように脳に支配され、人は生きています。

がNLPではそのプログラムを書き換えることもできます。

そして、注目すべきあ私たちは脳内のプログラミングに入っていないことは理解もできないし、実感もできないという特性があるのです。

つまり私たちは、何かを理解したり、判断したり、考えるために、脳内のプログラミングと照らし合わせていますが、例えば月収100万円を稼いだことがない人が1000万円を稼ぐことをイメージしようと思っても、脳内にそのプログラムがなければどれだけ一生懸命考えたとしてもリアリティをもってイメージしづらいというわけです。

もっと自由に夢を見ていいですよと言われても多くの方は自分の夢さえもわからないのはこのためです。

そして、イメージできないものは確信度も持てないし、本気でそれを目指そうとも思えないのです。「お金持ちになりたい!」と言っていても、なれないのと一緒で、
「人生を好きに生きていい」とか「自由に夢を描いていい」とか思ったとしても脳の中にそれを実現するためのプログラミングが入っていなければ行動することができないのです。

しかしこの事を知らない人は、自分がうまくいっていないときや自分を信じられない時に、「やっぱり私には月収100万円を実現させるなんて無理なんだ」とか「私はこんなもんかもしれない」とか「私はどれだけ頑張っても成功できない」などと夢を諦めます。

全ては状態から始まります

脳の中身は、状態を作ります。

ネガティブパターンの時私たちは、とてもじゃないけどいい状態ではないわけで、ますますネガティブな思考回路をしネガティブな行動に陥ってしまいます。

逆に私たちが調子が良く、良い結果が 出たり、良い思考をしていたり、アクティブな時は良い状態です。いい状態の時はもちろん良い結果が生まれるわけです。

同じ一人の人物でも、いい状態の時は成功につながり、悪い状態の時はうまくいかないのです。

状態が、生理反応を起こしたり、思考を生み出したり、行動を起こさせたり、言葉を生み出します。

なので、脳の中を変えるということは状態を変えることもで、結果的に現実を変えていきます。

このことから、NLPでは脳の中の書き換えに止まらず、状態の扱い方に注力していきます。

ちなみに、NLPでは状態のことをステートと言います。

NLPって耳慣れないカタカナが出てくるので苦手意識を持つ方もいるんですよね。なので最初はカタカナは半分流しながら理解しようとしてみるのもおすすめです。

 

ちなみに、状態は3つに分けることもできます。

 

・ピーク・ステート(エネルギー高い状態、最高の状態)

・サファリング・ステート(低エネルギー、苦しみの状態)

・エレガント・ステート(美しい状態、愛に溢れる状態)

 

では状態はどのようにしてできるのか?

では、状態はどのようにしてできるのか?
ですが、

・フィジオロジー(身体の動き)
・ランゲージ(言葉)
・フォーカス(焦点)

の3要素によってステート(状態)は形成されます。
そして、ビジネスに限らず、成功者や幸せな人と、そうでない人はこの3つに明らかなちがいがあるはずです。

●フィジオロジー

フィジオロジーが心の状態に影響する分かりやすい例が落ち込んでいる時です。

姿勢が前屈みになり、視線も自然と下に向いていませんか?
しかし、この前屈みになっている姿勢を背筋を伸ばして正し、視線を上にあげてみるなど

身体の状態を変えたことによって『落ち込む』ことができづらくなります。このように身体の状態を変えることが心の状態を変えることに繋がります。

●ランゲージ

ランゲージとは文字通り、使っている言葉です。

言葉にはただ『話している言葉』と『インナートーク』があります。
これらの言葉で人は脳に何かを描くのですが、その描いたものでステートは一気に変わります。
例えば、梅干しを想像してください。
梅干しという言葉を聞いただけで、唾液がでてきますね。これが、言葉がステートに影響を与えた結果です。

●フォーカス

そして、次にあげるのがフォーカスです。

『何に意識し続けるか』でステートに大きな影響があります。

例えば何かに失敗したとします。
失敗のことにフォーカスしたら、どんどんネガティブなステートになります。

このネガティブなステートから切り替えるにはフォーカスを外すことが必要です。

フォーカスを変える為に有効な手段が『質問』です。

例えばこの場合『どこを改善すればよかっただろう?』『尊敬するあの先生ならこの失敗を乗り越えるだろう』と有効な質問を自分にするだけで、フォーカスが変わってくるので、ステートも変わります。

 

NLPでできること

NLPは、「問題解決」「目標達成」「自己実現」ができるわけですが、
違う角度から言うと、
カウンセリングスキル、セラピースキルが習得できます。
それは、元々3人の天才セラピストが、どのようにクライアントに結果を出していたかをモデル化したものであり、3人の天才セラピストがどのように言葉 (言語)や非言語を使っていたかを研究したものだからです。
ですので、人間関係、愛、お金、健康問題などが解決、向上していくのです。

 

 

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