【初心者向け】コーチ、カウンセラー、セラピストが知っておくべきSNS集客の特徴とメリット

「SNS集客ってなに?」
「どのSNSが集客に向いているの?」
コーチやカウンセラー、セラピストで、こういった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

この記事では、SNS集客の特徴やメリットなどを初心者向けに解説します。
また、SNSのツールごとに特徴やメリットデメリット、おすすめの人を紹介します。

この記事を読むと、自社に適したSNSツールを選択できるようになります。

SNS集客に興味のあるコーチやカウンセラー、セラピストの方は、ぜひ参考にしてください。

SNS集客とは?

SNS集客とは、SNSの宣伝力や拡散力を生かして集客をする、集客方法のことです。

SNSを利用すると、今まで自社や自社のサービスを知らなかった人にも、自社を知ってもらえます。SNSは共通の興味や関心をもった人が集まり、コミュニティをつくります。

そのため、投稿に興味をもったユーザーが拡散や宣伝をすると、一気に情報が広まる可能性が高いです。
他にも、既存顧客と双方向のコミュニケーションをとり、信頼関係を築くと、中長期的な売上アップに繋げられます。

SNS集客のメリット

SNSの宣伝力や拡散力を生かした集客のメリットを、3つご紹介します。
SNS集客のメリットは、以下の3つです。

  • ターゲット層の目にとまりやすい
  • 顧客が無料で宣伝をしてくれる
  • 顧客と信頼関係を築ける

SNSは、同じ趣味や好みで繋がっている人が多いため、宣伝効果が高いです。
また、相互コミュニケーションが可能なため、顧客と信頼関係を築けます
それでは、SNS集客のメリットを具体的にみていきましょう。

ターゲット層の目にとまりやすい

SNS集客は、発信した情報が狙っているターゲット層の目にとまりやすいです。

なぜなら、ターゲット層にうける投稿をすると、自然に拡散してもらえるからです。

例えば、幼い子どもを育てている母親がターゲットだとして、1人の母親が投稿をみて興味をもったとします。
すると、母親は興味をもった情報を自分のフォロワーに共有したがります。
その母親が子育て用のアカウントを運営している場合、フォロワーはママ友である可能性が高いです。
投稿をみたフォロワーがその投稿を気に入れば、さらに共有してくれます。

このように、ターゲット層を狙って発信すると情報が拡散され、自然とターゲット層の目にとまりやすくなります。

顧客が無料で宣伝をしてくれる

SNSでは、顧客が無料で宣伝をしてくれるケースも多いです。

SNSは、共通の興味や関心をもった人が繋がり、コミュニティを形成しています。
そのため、共通の興味や関心に関する商品やサービスであれば、情報を拡散する可能性が高いです。
企業側から依頼をしなくても自然な宣伝をしてくれるため、商品の信頼性があがります。

顧客と信頼関係が築ける

SNSでは、顧客と信頼関係が築けます。なぜなら、SNSは相互コミュニケーションが可能だからです。
通常、商品紹介ページや公式ホームページでは、企業側が一方的に情報発信します。
しかしSNSの場合は、メッセージやコメント機能などで、顧客と直接やり取りが可能です。
ちょっとした疑問や商品に対する意見を聞いて、対応できます。

そのため、こまめに顧客とやり取りをすれば、顧客と深い信頼関係を築けます。

SNS集客のデメリット

SNS集客のデメリットを、3つご紹介します。

主なデメリットは、以下の3つです。

  • 定期的な発信に手間や時間がかかる
  • 集客に時間がかかる
  • 炎上のリスクがある

SNS集客は定期的に発信する必要性があり、集客までに時間がかかります

また、SNS集客の拡散力は企業にとってメリットですが、投稿する内容によってはデメリットにもなります。
それぞれのデメリットを、具体的にみていきましょう。

定期的な発信に手間や時間がかかる

SNS集客は、定期的な発信に手間や時間がかかります。投稿を作成したり、投稿についたコメントやメッセージに返信したりする必要があるからです。

定期的に発信しないと、フォローを外されてしまう可能性があります。
また、情報を拡散してもらうには、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信する必要があります。
そのためには、時間をかけてコンテンツを作成しなければなりません。

定期的な発信が負担になるようであれば、外注したり、担当者の他の業務の負担を減らしたりと、対応が必要になります。

集客に時間がかかる

SNS集客は、集客に時間がかかります。

既存顧客はアカウントを作成した直後にフォローしてくれるかもしれませんが、新規顧客を得るには時間がかかります。
新規顧客を開拓するには、既存顧客であるフォロワーに拡散してもらうしかありません。そのため、集客に時間がかかる前提で、有益な情報を発信し続ける必要があります。

炎上のリスクがある

SNS集客には、炎上のリスクがあります。

ネットでの炎上とは、発信した情報に対して批判のコメントなどが殺到し、収拾がつかなくなる状態を指します。
議論が盛り上がり、ブログや掲示板などでバッシングを受ける可能性もあります。
注目が集まれば一気に企業の知名度があがりますが、偏った意見を載せるのは高リスクです。
SNSの拡散性には炎上のリスクがあるため、投稿する内容は慎重に選ぶ必要があります。

SNS集客を始める際のポイント

運用の目的やルールを決めておく

SNS集客を始める際には、SNS運用の目的やルールを決めておきましょう。
なぜなら、運用の目的やルールがないと、運用し続けるのが難しいからです。

目的は「フォロワーを増やすこと」や「顧客の意見をきくこと」、「拡散してもらうこと」など、具体的に決めましょう。運用のルールは、週に何回投稿するかや返信の頻度、投稿の写真の撮り方などです。

また、運用のルールとして投稿しない内容を決めておくのも重要です。投稿の内容によっては、炎上するリスクがあるため、事前に対策をする必要があります。

さらに、炎上が起きた時の対応を決めておくと安心です。運用の目的やルールを決め、担当者間で共有しておきましょう。

ビジネス内容や目的に合わせたSNSを選ぶ

SNS運用の際は、ビジネス内容や目的にあわせたSNSを選ぶ必要があります。

SNSには様々な種類があり、特徴や強みが異なります。ビジネス内容や目的に応じて、SNSの使い分けをしましょう。

SNSの運用には、手間や時間がかかります。そのため、利用するSNSを絞って運営した方が、負担が減ります。
また、利用するSNSを絞ると1つ1つの投稿に時間をかけられるため、より有益な情報を発信できる可能性が高いです。

ターゲットを絞る

SNS運用を始める前に、ターゲットを絞りましょう。

ターゲットを絞ると、より効果的な訴求が可能だからです。

例えば20代女性全般に対して投稿をするよりも、働く20代女性で上司との距離感に困っている人向けに発信をした方が、ターゲットに刺さる可能性が高くなります。
マーケティングの専門用語でペルソナといいますが、ペルソナを定めると、よりターゲットの求めるものに近いコンテンツをつくれます。

ペルソナの具体例は、以下のようなものです。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 職業
  • 役職
  • 年収
  • 趣味
  • 価値観
  • 生い立ち
  • 休日の過ごし方

他にも様々ありますが、詳細にターゲットの人物設定をすると、より効果的なコンテンツ作成が可能になります。

SNS集客ツール7選

SNS集客ツールを、7つご紹介します。

紹介するツールは、以下の7つです。

  • Instagram
  • Facebook
  • YouTube
  • Twitter
  • TikTok
  • note
  • ブログ

それぞれのSNSごとに、利用者の年齢層や特徴が異なります。
また、それぞれのメリットやデメリットについても解説しています。
ここからは、SNSごとの特徴を具体的にみていきましょう。

Instagram

Instagramは、画像や動画がメインのツールで、視覚的に訴求する点が特徴です。
投稿は画像や動画が真っ先に目に入り、下に補足として文章がある形になっています。
そのため、魅力的な画像を載せないと、文章を読まれない可能性があります。

利用者の年齢層は、10代から30代が多いです。

Instagramは、新規顧客の集客をしたい人におすすめです。
Instagramにあるハッシュタグ機能は、フォローが関係ないからです。
人気のあるハッシュタグを画像につけると、フォロワー以外の人に投稿をみてもらえます。

Instagramのメリットは、画像で訴求できる点です。
例えば、ダイエット商品を売っている会社であれば、ダイエット商品を使う前と後の写真を掲載すると、効果を視覚的に訴求できます。

デメリットは反対に、画像で魅力を伝えにくい商品やサービスは宣伝が難しい点です。
商品やサービスに関連する魅力的な画像を作成すると、このデメリットはカバーできます。

Facebook

Facebookは、ビジネス目的で利用しているユーザーが多く、ほとんどの人が実名で登録する点が特徴です。
商品やサービスのレビュー欄に本名で口コミされるため、商品やサービスの信頼度が高まります。

Facebookの利用者は、20代から40代が多くなっています。

Facebookは、既存の顧客との信頼を深めたい人におすすめです。
Facebookには、Facebook上の友だちとの関係の深さを表す評価基準があります。
関係の深さの評価基準をおさえれば、既存顧客との信頼関係を深められます。

Facebookのメリットは、企業用のページであるFacebookページを作成できる点です。
Facebookページを作成すると、住所や営業時間、定休日など企業の情報をまとめて記載できます。
Facebookページにはいいね機能があり、いいねをしたユーザーに情報を届けられるようになります。

デメリットは、情報の拡散が難しい点です。
アップデート後、新規ユーザーに投稿が表示される頻度が減ったからです。
ほとんどの投稿が、既存の友だちに表示されるのみになっています。

YouTube

YouTubeは、長めの動画でサービスや商品を紹介するのが特徴です。
TwitterやInstagramの短い動画では伝えきれなかった魅力でも、YouTubeであれば詳しく説明できます。

YouTube利用者の年齢層は、10代から40代と幅広いです。

YouTubeは、見込み客に商品やサービスの魅力を伝えたい人におすすめです。
例えば、商品の紹介動画を作成してYouTubeにアップしておけば、商品を気になっている人に対してURLを送るだけでみてもらえます。
動画をみて商品を魅力的に思えれば、商品を買ってもらえるかもしれません。

YouTubeのメリットは、商品の良さを具体的にわかりやすく伝えられる点です。
長めの動画で、商品の魅力を全て伝えられます。
また、サービスであれば、動画で担当者の顔出しをすると、信頼性や親近感が高まるメリットもあります。

デメリットは、わかりやすいコンテンツをつくるのが難しい点です。
商品の魅力を伝えるにはわかりやすいコンテンツが必要不可欠ですが、動画制作の経験が無い人だとわかりやすいコンテンツをつくるのが困難です。
社内で作成できない場合は、外注するなどの工夫が必要です。

Twitter

Twitterは、文章がメインのツールで、拡散性が高いのが特徴です。
投稿できる文章の文字数は140文字以内と、ブログと比較して少なくなっています。
リツイート機能があったり、ハッシュタグ機能があったりするため、拡散性が高いです。

利用者の年齢層は、10代から30代が多いです。

Twitterは、SNSに時間をかけられる人におすすめです。
Twitterは新しい投稿が上に表示される仕組みになっているため、更新を頻繁にする必要があります。
また、注目されるためには、自社のサービスの感想を載せてくれている人に「いいね」やコメントをするなど、コミュニケーションをとる必要があります。

Twitterのメリットは、ターゲティングがしやすい点です。
検索機能を利用すると、自社のサービスに興味関心のありそうな人を容易にみつけられます。
ターゲットに対してフォローやコメントをするなど、直接アプローチが可能です。

デメリットは、炎上しやすい点です。
Twitterの特徴である高い拡散性ですが、良い情報のみではなく、悪い情報もすぐに拡散します。
そのため、批判されるような内容のつぶやきをすると、そこから炎上に繋がりやすいです。

TikTok

TikTokは、15秒から3分ほどの短い動画を投稿するツールで、面白い動画を誰でも簡単に作成できるのが特徴です。
早さを調整しながら撮影ができたり、動画に好きなBGMをつけたりできます。

利用者の年齢層は、10代から20代の若年層です。

TikTokは、多数の人に認知されたい企業におすすめです。
TikTokにはフォロワーという仕組みが無いため、投稿すると不特定多数のユーザーに表示されます。
フォロワーがゼロでも誰かのおすすめに表示されるため、多数の人にみてもらえます。

TikTokのメリットは、動画の投稿が簡単な点です。
動画は15秒から3分ほどと短く、動画の編集もTikTok内で完結できます。

デメリットは、売上に直接つなげるのが難しい点です。
TikTokはユーザーとの距離感は近いですが、ビジネス感を出すと嫌がられる可能性が高いです。
TikTokでユーザーの興味をひくには、独創的なコンテンツをつくる必要があります。
TikTokでユーザーの興味を引き、他の集客ツールに誘導すると効果的です。

note

noteは、文章や画像、音声、動画を投稿するツールで、ランキングや広告がない点が特徴です。
noteは創作を楽しみ続けることやずっと発表しつづけることを大切にしているため、投稿にランキングをつけていません。

noteを利用する年齢層は、20代から40代が多いです。

noteは、文章をしっかり読んでほしい人におすすめのツールとなっています。
なぜなら、記事のデザインを加工する装飾機能がなかったり、広告がなかったりと、文章を最後まで読んでもらえる工夫が施されているからです。

noteのメリットは、顧客との信頼関係を深められる点です。
noteでは、サークル機能でコミュニティをつくれます。
noteの記事を読んでくれるユーザーは、商品やサービスに興味のある人のため、コミュニティをつくり交流すると、繋がりを深められます。
信頼関係が構築できれば、他のサービスを紹介した際に、利用してもらえる可能性が高まります。

デメリットは、記事の更新を怠ると、ユーザーの関心を失う点です。
ユーザーの関心を失うと、記事をよんでもらえなくなり、集客対象を失います。
そのため、適度に更新する必要があります。

ブログ

ブログは、日記のような形式で、情報を世の中に発信できるのが特徴です。
ブログに投稿をすると、Googleなどの検索結果に表示されるようになります。

利用者の年齢層は、10代から50代と幅広いです。

ブログは、年齢を問わず、様々な人に情報を見てもらいたい人におすすめです。
なぜなら、検索エンジンで投稿を上位表示させると、関連したキーワードを検索した人にみてもらえるからです。
そのため、不特定多数の人に情報をみてもらえます。

ブログのメリットは、自社のサービスを知らない人に顧客になってもらえる可能性がある点です。
自社のサービスを知らない人でも、検索でブログに辿り着きます。
そのブログで悩みを解決できれば、商品やサービスを購入してもらえる可能性があります。

デメリットは、集客の効果がでるのが遅い点です。
ブログでSEO効果がでるまでには、時間がかかります。
その間、集客はできません。

SNS集客のコツ

SNS集客のコツを、3つご紹介します。

SNS集客のコツは、以下の3つです。

  • ユーザーのニーズに合った投稿をする
  • 無理な売り込みをしない
  • 顧客とコミュニケーションをとる

SNS集客では、企業側が一方的に情報を伝えるのではなく、顧客に寄り添った姿勢が重要になります。

SNS集客のコツを、それぞれ具体的にみていきましょう。

ユーザーのニーズに合った投稿をする

SNS集客では、ユーザーのニーズに合った投稿をしましょう。

ユーザーのニーズに合った投稿をしなければ、投稿をみてもらえないからです。
投稿をみてもらうためには、ユーザーにとって有益な情報や、面白い情報を発信する必要があります。

企業側が宣伝したい内容のみではなく、ユーザーのニーズに対応した投稿を意識して行いましょう。

売り込みをしない

SNS集客では、無理に売り込みをしないように気をつけましょう。

無理な売り込みをすると、ユーザーから反感をかう可能性があります。

SNSはコミュニケーションツールのため、親近感をもってもらう必要があります。
親近感をもってもらうと、情報を拡散したり、宣伝したりと、フォロワーが集客をサポートしてくれます。

そのためには、一方的に売り込みをしないよう気をつけましょう。

顧客とコミュニケーションをとる

SNSで集客するためには、顧客とコミュニケーションをとりましょう。

顧客に安心感を与え、信頼してもらうためです。
顧客の商品に対する不安や疑問を解消すると、結果的に集客に繋がる可能性があります。

SNSでは、ホームページなどではできない双方向のコミュニケーションが可能なため、顧客と積極的にコミュニケーションをとりましょう。

まとめ

SNS集客を上手く利用できれば、企業やサービスを多数の人に知ってもらえます。

SNSでは共通の興味や関心で繋がる人が多く、有益な情報が載っている投稿は拡散されるからです。投稿を拡散してもらうには、ユーザーと信頼関係を築く必要があります。

SNSの拡散力や宣伝力はSNSのツールごとに差があるため、目的に応じたツールを利用すると、効果的に集客できます。自社のサービスを宣伝する際には、ぜひSNSを活用してみてください。

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました