私の資質の一つに「未来志向」というのがあります。この資質の特徴の一つに「過去をあまり振り返らない」という傾向性があります。
なのでこのお話は初めてお伝えします。
ストレングスファインダーとの出会い
私自身のコーチングとの出会いは2002年です。
日本で初めてのコーチ養成機関であったコーチエイの門を叩きました。
当時の内容に「強み」というコンテンツがあり、ストレングスファインダーで有名な、「さぁ才能に目覚めよう!」の本を、日本でストレングスファインダーの第一人者と言われていたマイコーチに紹介していただいたのがきっかけでストレングスファインダーを知りました。
出会った最初の印象は、「強み」という目に見えにくいものを世界150ヶ国、200万人へインタビューし、統計というデータに基づき、可視化しているところはかつてない斬新さ(新しい感覚)で強烈に惹かれました。
また、自己認識ツールとしても他者理解にも、またチームを活かすということにおいても活用できるのでとてもワクワクした感覚を今でも覚えています。
その後、某コーチ養成機関で10年間コーチ育成にも携わり、「強みのクラス」も担当させていただいていました。
ストレングスファインダーを学びに渡米
日本ではストレングスコーチ資格取得コースが行われていなかった2013年に日本からの0期生として、17名の仲間と共にアメリカ、ネブラスカ州のオマハというところにあるギャラップ社本社にて資格を取りました。この時は英語での受講でした。(写真①)(写真②)
その後、2014年に再びアメリカで再受講をし、その後年1回行われるストレングスサミットに2回参加しています。(写真③ 写真④)
九州の南の端の在住ですが、世界でも最先端のいいものを深く学びたい。そんな気持ちでいつもいっぱいでした。
大学での講義から芽生えた気持ち
また、九州のストレングスコーチメンバーで某大学にストレングスの講義を数年間にわたり行いました。
2016年度から関わった某大学でのストレングス講義学生参加述べ人数1,224名にのぼります。
学生さんたちが自分の強みに気づいたときの自信を持ったようなすがすがしい顔は、今でも脳裏に焼きついています。(写真⑤)学生さんたちにもストレングスは有効であると確信しました。
そして、私のミッション(使命)として、ストレングスに出会った時から「これを子育てのサポートに使いたい」と強く思っていました。
私のストレングスのトップ5のうちの4つは思考系なので、もともと周りに影響を大きく与えたい!という欲求はあまりないのですが、日本でのストレングスの第一人者である私の長年のコーチや仲間たちのおかげで、これまでストレングスを伝えられる機会も多々ありました。
これを世に出さないことには私の人生が終わらない!
私はこれまで「ストレングスを具体的に何に活かすか」ということを大事にしてきました。
今回行うペアレンツコーチはストレングスを親のサポートに活かすための
応用したものになります。
ストレングスをそのまま伝えるストレングスコーチは多いですが、親のサポートのためのアレンジと体系化には年月とエネルギーをかけてきました。
そもそもなぜこれを開発しようと思ったかというと、
これを世に出さないことには私の人生が終わらないと感じたからです。
なぜなら、私の強みのコア(核)は、「よりよい生き方の為に世に役立つ
最高のものを学習し、体系化しコンテンツ化すること」だからです。職人気質です。
子育ては人材育成の原点という発想
その他にこれを開発しようと思った理由が2つあります。
一つ目は「強み」にフォーカスするということは、自分の価値(大事にしていること)にもつながり、より幸せに生きやすくなるばかりでなく、パフォーマンス自体も上がりもっとも楽に成果につながりやすくなるからです。
また、もう一つは、子育ては人材育成の原点ですから、ストレングスを取り入れることによって、真の人材育成の礎をつくれると確信していたからです。
今回、多くの方に伝えていきたいと強く思っています。
心が折れそうになった英語文献の研究
さて、開発にあたり、まず英語文献の翻訳、研究からのスタートでした。
ちなみに私自身は英語力はほとんどありません。
なので翻訳自体はより英語の専門の方達にお願いし、その後日本語になったものを紐解きながら、より日本人が日常で使えるような内容や言葉にしていくことができたらいいなと思っていました。
どうしても翻訳本になると、表現が微妙に残念になってしまうこともあります。
私の考え方として翻訳というのは、誤訳もあったりするので、原本をつい探究したくなってしまうんですよね。深堀したほんものを伝えたいという思いがいつも湧いてくるのは、私の「内省」という資質がさせているのだと思います。
例えば、コーチングについても表面的にさらっとやってもほんとの成果にはつながらない感じがし、ほんものコーチングは目に見えない深さが大事だと考え、コーチングの最高峰であるICF国際コーチ連盟認定マスターコーチの基準合格まで学びを深めつづけられたのも自分が持っている「深めたい」という資質が影響しているのだと思います。
ところが、今回の取り組みに関しては、翻訳のための投資などもすでに行ったにもかかわらず、まったくその後の自分が上手く取り組めず、つまずき続けてしまうという状態になりました。そして正直、この取り組みはもうやめてしまおうかと思っていました。
最初は全否定からスタート
何でやめようかと思ったかというと
まず、一つ目には翻訳まではしたものもその翻訳を参考にしながらその先の体系化するイメージが考えても考えても湧いてこなかったことです。ゆえに深めるまでいきません。
私には「着想」という資質もトップ5にあるのですが、この資質の特徴は、全く関係ない2つのものをひらめきでつなげられた時にワクワクする資質です。それがつなげられないのでエネルギーがなかなか上がりません。
それでも日々翻訳したものを見直す作業を半年ほど淡々と行ってはいたのですが、これをどう具体的に子育てに活かしたらよいのかの先が全く見えないというモヤモヤの中で淡々と作業していくのは、「目標志向」という資質も持っている私にとって、見えないことに向かうのはかなりのダブルストレスになりました。
また、翻訳した文献の量もあまりにも多く、一つひとつを見直すというのは気が遠くなるような時間がかかりそうだというのもありました。
そして追い打ちをかけるように、何とか考え出した構想を信頼するある方に相談したけれど、全否定されてしまうという状況になり、心が折れそうなとても悲しい気持ちになってしまいました。
子どもたちの未来がよくなるために何かを残したい
それでも又思い直し、しばらくいまやっていることを脇に置いては、他のことに集中し、また研究に取り組んでやってみるという状態を繰り返していました。そうこうしてようやくだいたいのコンテンツができましたが、それでもまた、その後1年以上が経過していました。
それはなぜかと言うと、今回、このコンテンツをより多くの皆様に知っていただくために、どう道をつけていったらよいものかという「多くの方に知っていただく方法」が今度はわからず、ずっとモヤモヤ、悩んでいいたからです。
そんな時、偶然にこの作品を世に出すきっかけとなったパートナーとの出会いがありました。
子どもたちの未来がよくなるために何かを残したいという共通した理念があり、
プロデュースが強みのパートナーでした。
強みを活かしあうパートナーとの出会い
じつは長年、職人気質の私は、私の作品を大事に思い、プロデュースしてくださる方をずっと求めつづけており、2年前から目標の一つでもありました。
一人ひとりの個性を個別に見抜き、一つひとつを丁寧に整えてくださったパートナーのKさんには日々感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、この商品への思いについては、先ほどもお伝えしましたが、
かなりの時間とエネルギーをかけて準備してきました。職人気質の私は、自分の悔いなき人生のためにも職人人生をかけて、精魂込めての今回この作品を作りでした。一人でも多くの方にこれを知っていただき、学んでいただき、活用していただければ幸いです。
飛躍できる一歩を踏み出す決意をするのは本人にしかできない
最後になりましたが、
これまでのコーチ人生18年の間、右も左もわからなかった私を導き、自分の強みを認識させてもらい、活かし、充実した幸せな人生を送れることをサポートしてくださったマイコーチ達、そして同志として励まし合って前進してきたマザーズコーチメンバーの仲間たち、そして、これまでの人生で出会ったすべての方達に感謝せずにはおられません。
誰もが持っている才能を、見つけ、活かし、飛躍できる一歩を踏み出す決意をするのは本人にしかできませんし、行動を超すかどうかにかかっています。この講座がその一歩を踏み出すためのきっかけになればと思っています。長文を読んでいただき本当にありがとうございました。
活動実績
書籍
ダメ母の私を変えたHAPPY子育てコーチング 【PHP文庫】
雑誌掲載
Lee掲載 2014年
有名学習塾の会報誌掲載(明光義塾・Z会)
セミナー実績
2015年ニューヨークにて
国立大学で登壇
2016年
2017年
2018年
市民向けセミナー
2010年
2008年~2015年
2009年~2013年
メディア関連での活動
サンクチュアリ出版人生を変える授業オンライン登壇
ホンマルラジオ出演 2018年