「老後に漠然とした不安がある」
「副業で得た収入を効率よく運用したい」
「資産形成を考えているが、何をしたらいいのかわからない」
このように考えているコーチ、カウンセラー、セラピストの人は多いのではないでしょうか。
将来のために副業を行っている人は多いですが、効率よく資産形成をしている人は少ないのが現状です。
この記事ではコーチ、カウンセラー、セラピストに向けての資産形成方法を解説しています。
正しい資産形成を行うことによって将来のお金の不安をなくしたり、人生の大きなイベントでの出費に頭を悩ますこともなくなるでしょう。
自分に合った資産形成の方法を知りたいと考えている人はぜひご覧ください。
資産形成とは
資産形成とは、自分のお金を増やしていくことです。
資産を増やしていくことが、漠然としたお金の不安を解消することにつながります。
日々の生活では家賃や光熱費などの必ず支払う固定費がありますが、それ以外のお金をただ貯蓄するだけになってはいないでしょうか。
資産を形成していくには安全な貯蓄だけではなく、適正なリスクをとりながらお金を運用していくことが必要になります。
計画的な資産形成は、人生において重要な作業と言えるでしょう。
資産形成の必要性
人生の3大費用と呼ばれる支出の大きなイベントをご存じでしょうか。
- 子供の教育費用
- 住宅購入のための費用
- 老後の費用
この3つは人生において出費が大きいとされる項目です。
資産を効率よく形成していくことによって、大きな支出にも対応することができるようになります。
積極的に資産形成を学んでいきましょう。
投資と貯蓄の違い
資産形成の方法には、投資と貯蓄があります。
貯蓄はしているというコーチ、カウンセラー、セラピストの人は多いでしょう。
貯蓄は元本がほぼ保証されており、安全な資産形成方法と言えます。
しかし現在日本では超低金利の時代が続き、金利での収入はほぼ見込めません。
大手メガバンクでの金利は0.002%という、100万円を1年間預けても20円しか利息がつかない状況です。
非常時の備えとして貯蓄は大事ですが、それだけでは不十分と言えます。
一方、投資には元本の保証はありません。
投資した金額が減る可能性があるという部分に、不安を感じるコーチ、カウンセラー、セラピストの人は多いでしょう。
あまりにリスクが大きい投資方法は資産形成には不向きですが、長期的に資産形成するには小さいリスクで小さい利益を長く獲得していくことが必要です。
投資と貯蓄はどちらもメリット・デメリットがあり、資産形成を行う際はバランスが大事になります。
コーチ、カウンセラー、セラピストが資産形成をする上での主な投資方法
長期的に資産を形成していく上で、投資をすることは重要です。
コーチ、カウンセラー、セラピストが投資を行うには、どのようなものを選べばいいでしょうか。
主な投資方法のメリット・デメリットを説明します。
株式
投資と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、株式ではないでしょうか。
株式投資は1社の株を購入して行います。
企業の業績などにより株価が上下する仕組みです。
今後伸びていく企業を選ぶ必要があるため、専門的な知識も少し必要になります。
企業の業績によっては大きく株価が上がって利益を得ることができますが、反対に大きく値下がる可能性もあります。
特定の企業や業種に投資したい人に合った投資方法です。
投資信託
株式は1社に投資するのに対し、投資信託は複数の企業にまとめて投資できる方法です。
投資信託(ファンド)1つには複数の企業の株式が入っているので、株式を分散投資するのと同じ効果を得られます。
分散投資のメリットはリスクを分散できるところです。
1社の株式が大きく値下がりしても、他の株式が値上がりしていれば値下がり分をカバーできます。
リスクが小さくなる分利益も小さくなりますが、長期的に安定した利益が望めます。
外貨預金
日本円をドルやユーロなどの外国通貨に変えて預金することが外貨預金です。
日本では超低金利の時代が続いており、銀行に預金しても金利収入は期待できません。
外国通貨の金利は日本よりも高いものが多く、預けているだけで金利収入が得られます。
外貨預金はプロでも予測をするのが難しい円安・円高などの為替に大きく影響されるため、長期での資産運用には不向きと言えるでしょう。
外国通貨に換金するときや円に戻す時など、手数料を取られる場面が多いのもデメリットの1つです。
暗号資産
ビットコインを代表とする暗号資産も投資方法の1つです。
値上がりがとても大きいことで注目を集める暗号資産ですが、同時に大きく値下がりすることもあります。
銀行預金や株式投資のように国で保証されているシステムではないため、注意が必要です。
投資を検討する際はしっかりとメリット・デメリットをチェックするようにしましょう。
インデックスファンドとは
長期での資産形成にはインデックスファンドへの投資が向いています。
インデックスファンドとは、複数の株価の平均値(株価指数)に連動した運用を目指す投資信託のことです。
よくテレビなどで聞く日経平均というのは、日本の代表的な225銘柄の平均値をとった株価指数になります。
(厳密には完全な平均値ではありませんが、ここでは計算方法を省略します。)
日経平均と同じような動きをするファンドを、日経平均に連動したインデックスファンドと呼びます。
株価指数は多いものでは何千社の平均値になるため、値動きがゆるやかなものが多いです。
1年あたりの利益は少ないですがその分リスクも少なくなり、長期での運用に適しています。
コーチ、カウンセラー、セラピストの人が長期的に資産運用するのにおすすめの運用方法です。
コーチ、カウンセラー、セラピストの資産形成におすすめの制度
長期で資産形成するために知っておきたい制度がいくつかあります。
これらの制度を使うことによって効率よく資産形成を行うことができるようになるので、しっかりと把握しておきましょう。
つみたてNISA(ニーサ)
つみたてNISAは国が定めた税金が優遇される制度です。
通常、株式や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかります。
株式投資で10万円利益が出ても約2万円は税金として引かれてしまい、利益は約8万円です。
つみたてNISAを使って購入した投資信託では、利益に対しての税金がかかりません。
投資信託での資産形成を考えているコーチ、カウンセラー、セラピストの人は、つみたてNISAの活用を検討しましょう。
ideco(イデコ)
idecoは個人で年金を積み立てて運用していく、国が定めた制度です。
「老後2,000万円問題」がクローズアップされるなど、現在の日本では公的年金だけでは老後が苦しくなるのが現状です。
idecoは毎月の積立金を投資信託や預金などで運用して、60歳で受け取る制度です。
毎月の積立金は全額所得控除、運用中の利益は非課税という税制面でのメリットがとても大きいです。
つみたてNISAと共に、長期での資産形成に適した制度と言えるでしょう。
まとめ
人生では大きなイベントがいくつかあります。
そのためにお金を貯めているコーチ、カウンセラー、セラピストの人は多いでしょう。
せっかく貯めたお金も間違った運用方法をしてしまうと、目減りしてしまったり税金を多く取られたりして思ったように増やせなくなってしまいます。
老後までを見据えた長期での視点で、正しい資産形成の方法を学んでいきましょう。