NLPについてわかりやすくマニアックに解説!

NLPとは

脳の中のプログラムを変えるNLP

NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経・言語・プログラミング)の略です。
NLPは、神経・脳[N]と言語[L]の相互作用からできるプログラム[P](パターン化された行動や思考)に着目し体系立てられたことからそう名づけられました。

人間の無意識の行動パターンをイメージなどを用いて脳内で再プログラミングすることにより、恐怖症や悪い習慣などを治療するスキルであり方法論。
育った環境や経験から無意識に身につけている行動、思考パターンを新しいパターンにプログラムしなおすことによって、問題となっている事柄に歯止めをかけ、問題に対処できるようにさせることができます。

例えば、こんなシーンで大いに役にたちます。

 

 

NLPの語源を詳しく

N = 神経(脳)つまり五感《視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚》を使って脳に伝え、その情報を認識し、記憶として保持しています。

L = 言語(言語/非言語)思考や行動を脳をつかって体系化するために言語を用います。また、外界(他者)と通じ合うためにも言語を用います。コミュニケーションとして使うもののほかに、身振り手振りなどの非言語的なものも含まれます。

P=その認識や記憶は今までの人生体験に基づいて無意識(脳)の中に「プログラミング」つまりパターン化し、その「プログラミング」のとおりに自動反応し行動していると考えられています。
「プログラミング」という言葉にあるように、「私は○○だから○○が出来ない」といった思い込み=プログラミングを改善する効果がNLPにはあります。

これらの頭文字をとってNLPです。

脳科学と心理学について詳しく知りたい方はこちら

NLPはスキルです

NLPは、クライアントの「現在の状態」を分析した上で、クライアントが「望ましい状態」になるためにはどのように対処したらいいのか?そのために様々なスキルが用意されています。

具体的にはNLPでは、脳にあるプログラミングを明らかにし、脳に保存されているものを書き換えすることができます。またプログラムとして保存されているせいで、
人が無意識にやってしまっているパターンを変えることができるため、長年の悩みを解決することができるだけでなく、
「問題解決」「目標達成」「自己実現」ができます。

実際、NLPを学ぶとコーチング、カウンセリング、セラピーができるようになります。

NLPをスキルと捉えるとしたら、

脳の中や、生理反応、思考、行動を変えるための、スキルや方法でいっぱいです。

あなたの日頃やってしまうパターンを変えることもできます。
人間関係、コミュニケーション、愛、お金、、ついやってしまっているパターンなどはないですか??

これら脳の中にプログラミングされていたパターンを壊し、新しいパターンにリプログラミングすることができます。

とにかくNLPは使える!

世界的に有名なコーチである、アンソニー・ロビンズはNLPを活用していることは有名ですし、クリントン元大統領やオバマ元大統領、トニー・ブレア首相などがNLPを学び演説で活用したことでも知られています。人の脳(無意識)に影響を与えるコミュニケーションスキルが演説で活かされている訳です。

もともとはセラピーやカウンセリングの現場から生まれたNLPですが、現在ではその有用性から、ビジネス、だけでなく、医療の場、教育の、家庭や育児に至るまで様々な分野で活用され続けています。

最近では、ビジネス本や起業塾などであたりまえのように紹介されています。

脳の使い方を紐解き、変えることができるので、最近ではNLPのことを脳科学という位置付けで説明されることがあります。

NLPの簡単な歴史

NLPは1970年代に、アメリカのアメリカの西海岸、カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学サンタクルーズ校学生だったリチャード・パンドラーと、同じく言語学の教授のジョン・グリンダー博士の協力によって生まれました。

カリフォルニア大学サンタクルーズ校は、研究分野では医学、天文学、物理学等において連邦政府出資による研究が盛んに行なわれている。ます。シリコンバレーに隣接している土地柄から、コンピューターサイエンスのカリキュラムにも力を入れていて、人文科学では、言語学が高い評価を得ているほか、人種・ジェンダー・エスニシティ等の社会問題に関心が高いそうです。NLPが言語を扱うことや、脳をコンピューターに例える理由はこの大学の背景を知ると理解しやすいですね。

 

NLPがコミュニケーションスキルと言われる理由

NLPは、当初天才的な人がどのように人に有効な影響を与えているのか、苦難から立ち直った人がどのような言語、非言語のパターンがあるか、どのように脳を使っているのかを研究し始めたことからスタートします。
まず彼らが研究したのは、当時絶大なコミュニケーション能力を駆使して圧倒的な活躍を見せていた天才セラピストに共通するコミュニケーションのアプローチです。
成果を出す天才セラピストのコミュニケーションの中で、どのように言葉や非言語を使っているか、それを心理学、言語学の側面から解析・体系化し、誰もが使えるモデルとして確立したのがNLPなのです。

NLPがセラピースキルと言われる理由

バンドラーとグリンダーが、NLPを体系化するにあたり、やっていたことは、当時の大多数の学者が「なぜクライアントはこの問題を抱えているのか?」つまりWHY(なぜ)の視点だったこととは異なり、 「どうやったら結果が出るか(HOW)」にフォーカスすることでした。

2人はその当時最も才能のある精神科医やセラピストの何人かを研究しました。
具体的には、現代催眠の父と言われるのミルトン・エリクソン、家族療法のバージニア・サティア、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズの3人をまず研究しました。

 

NLPが誰でも簡単に天才の脳をコピーできると言われる理由

つまり、NLPは天才たちが、何をしたか、どのよう  にしたかを研究し、どの様に五感を使い,どのように、言葉と非言語を使い、どのように脳をつかっていたのか、誰でも、簡単に再現できるための型を作ったのです。これがNLPの初期モデルとなりました。

なので、エレガント心理学でNLPを学ぶと、初めてでも結果の出せるカウンセリング、コーチング、心理療法ができるようになったり、収益アップ、ライティングなど簡単にできるようになる訳です。
守備範囲が広すぎて、「何ができるの?」と言われてしまうと、「問題解決」「目標達成」ができますよ!と言わざる得ないのです。

その中でも、天才セラピストがやっていたように”対人援助者”要素がエレガントのNLPは強いですよね。

三人のセラピストがやっていたように、自己受容や自己統合のプロセスをエレガントのNLPでは大切にしていますもんね。

バンドラーとグリンダーは次に、クライアントを研究し、それはコーチング、芸術、スポーツ、ビジネスを含む人間の努力の範囲全体に広がりました。

NLPが”心理学のいいとこどり”と言われる理由

NLPに限らず、アメリカでは1970年代に、カリフォルニアのエサレンにあった「エサレン研究所」で最初のコーチング普及活動が始まるなど、人間性心理学や現在の各コーチング流派の重要人物が多く関係しています。
エサレン研究所は今に続く人間性回復運動の精神的な故郷で、欲求5段階節で有名なマズローや、プロセス指向心理学のアーノルド・ミンデル、NLPに影響を与えた人類学者のグレゴリー・ベイトソン、心理療法家のカール・ロジャースもエサレン研究所を訪れていたそうです。

このように米国カリフォルニアの狭い地域で、関係する様々な様々な分野の異才達が集い、実践と理論化が活発に行われており、それはまるで、現在のシリコンバレーにIT系のスタートアップが集積し、新しい技術や文化を創り出しているのと似たような状況でした。
なので、NLPは”心理学のいいとこどり”と言われるほど、あらゆる心理学と共通点があるのかもしれません。

エサレン研究所についてもっと知りたい方はこちら

NLPのモデルになった3人のセラピストについて

当初NLPの研究対象となった3人のセラピストは、心理学や催眠療法などを学ぶ際には必ず知っていたい天才です。そこで、NLPの基盤となった3人の天才セラピストをご紹介してきましょう。
3人の天才セラピストはエサレン研究所の「魔法使い」と呼ばれていたとされ、それぞれがクライアントに用いる言語構造を分析し、3人に共通するパターンを発見し、これを効果的なコミュニケーションのモデルとして体系化し、一般の人が学習できるように理論づけ、セラピーの効率を上げることに成功したのがNLPです。

ミルトン・エリクソン(現代催眠の父)

現代催眠の父と言われるのミルトン・エリクソンは、その卓越した技術によって催眠療法を勉強する際には抜きにしては語れません。ミルトン・エリクソンは、催眠術が、秘儀的テクニック、または見世物だと考えられていた時代に、有効な治療法とするために尽力しました。
エリクソンのわずかな変化をも見逃さない観察力、コミュニケーション技術、相手の抵抗さえも利用してしまう柔軟な発想など、様々な面において、ずば抜けた才能を発揮しました。そのため、「エリクソンには催眠に入れられないクライアントはいない」と言われるほどでした。一見、治療困難に見えるような反抗的なクライアントに対しても、エリクソンは、常識では考えられないような奇抜な方法で、クライアント自ら行動を起こさざるにはいられないように働きかけ、小さな変化から最終的に望む大きな変化まで導いていきました。
ちなみに、エリクソンは、「あらゆる方法がうまくいかず、最後の最後の手段として、私のところに訪ねてきてください」という条件をクライアントの家族に提示していたといわれます。この条件というのは、クライアント側の「絶望的コミットメント」がなければ奇跡的治療はありえないということです。
エリクソンが従来の催眠に与えた影響は非常に大きく、エリクソン以前の催眠を古典催眠、エリクソン以降、エリクソンが開発したやり方を含む催眠を現代催眠、などと呼んで区別することもあります。彼は今に集中すること、特に現在の問題解決に焦点を当てることが、より重要だという考えをもっています。催眠療法とは、クライアントをトランス状態(無意識状態)に入れることで、普段気付かなかった思い込みや制限を知り、それを解放することとしています。

ミルトン・エリクソンについて更に詳しく

バージニア・サティア(家族療法)

バージニア・サティアは「家族療法」を最初に導入した人物として有名です。家族療法とは、家族を中心とした心理療法の総称で、家族に生じた問題は、互いに影響を与え合う中で生じたり、悪い結果を招いたりすると考え、家族全員で環境を整備し対処することが重要であるという療法です。
例えば、子どもが様々な問題を起こすことがあり、 従来の見方ではその問題を起こしている子どもに問題があるのでその子どもだけを 治療すれば良いとされていました。しかし、サティアは子どもの問題は家族の有り方、 特に家族間のコミュニケーションの仕方に問題があるので、子どもが問題行動を 起こすと捉え、子どもだけを治療しても問題は 解決しないことになるとし、サティアは家族全員と一度に対話して治療を 行う家族療法の手法を始めました。

バージニア・サティアについてさらに詳しく

家族療法についてさらに詳しく

フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)

ドイツ出身の精神科医で、「ゲシュタルト療法」で有名です。ゲシュタルトとは、ドイツ語で「かたち」「全体性」という意味です。そこで人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めではなく、意味のある一つの「まとまった全体像」として認識すると考えます。ゲシュタルトとは、過去に何をしたか、それはなぜかということを問うことはせずに、「今、ここ」や「どのように」話しているか、「何を」話しているかにフォーカスします。言葉だけではなく、心と身体は一体であるという視点から、非言語表現も重視するのが特徴です。過去の原因を分析するよりも「今ここ」での気づきを重視する実践的な立場は、NLPだけでなくコーチング、フォーカシング、アートセラピーにも多大な影響を与えています。

ゲシュタルト療法について詳しく

テクニックだけでなく背景を知ると面白い

以上の3名のセラピストたちの治療効果とその方法に着目し彼らの言語・非言語における共通パターンをプログラム化したものがNLPなのです。

ですので、NLPを単にテクニックの寄せ集めとして理解するのではなく、彼らセラピストの思考や在り方に耳を傾けると、さらに豊かにNLPを使いこなせるでしょう。

NLPは、長年改善されなかった症状などに劇的な変化をもたらすなどの結果や評判を経て、1980年代には、治療的な見地からコミュニケーションに関わる効果的な手法として広まりを見せていくことになります。

NLPの守備範囲は広い

先述のように、NLPをスキルとして捉えるならば、NLPの守備範囲は大変広いです。

コーチング、カウンセリング、セラピーといったスキルが網羅されていますので、マイナスの状態を0に持っていくことも、0の状態からプラスに持っていくことも簡単にできます。

また、時間軸でいくと過去、未来、現在と行ったことを扱います。ですので、過去のトラウマも扱えますし、未来の願望実現も叶うのです。

他、意識的な状態から無意識に向かってコミュニケーションしていく、いわゆる催眠のようなスキルもありますし、無意識から意識へと覚醒、気づきを促すスキルもあります。

このように守備範囲が広いことで、伝える側のスキルが問われ、NLPがしっかりと理解できている人が残念ながら日本にはあまり多くないという現状もあります。

コーチングは元々はNLPが源流であるという説を唱える人もいるほどです。

NLPにハマる人が多い理由

NLPはつい魅了されてハマってしまう人がいる一方、そうでない人もいるのがまた面白いところです。理由はいくつかありますが、教えるトレーナーの知識やスキルが理由であるか、トレーナーと受講生の相性が考えられます。他、NLP は、論理的な左脳的な思考と直感、感覚という右脳を使い、それらを統合していきます。そのため、左脳的傾向のある人、左脳的傾向のある人それぞれが多少の負荷を感じることもあるので、脳に負荷を与えることで自分の脳のプログラムを変えていることを前もって知っておく必要があるでしょう。

ただし、NLPの効果が、右脳的に体験しながら左脳的にも説明できるということはやはり面白いのです。

 

コーチングはNLPから派生したの?

マイナーなことに好奇心のある方へここでコーチングについて触れます。
日本ではNLPよりコーチングの方が人気がある様に著者である私は感じています。コーチングは、アメリカでは1970年代に、カリフォルニアのエサレンにあった「エサレン研究所」でコーチング普及活動が始まりました。NLPの始まりもエサレン研究所と縁がありますので似ているところがあって当然ですね。
そして、コーチングには以下の流派があるといわれます。
これらの流派があり、大人の事情など絡み、マーケティングの事情で権威生が変わってきています。

  • NLP系
    世界で最も有名なコーチアンソニー・ロビンズはこの流派の出身の代表。日本でもこの流派のコーチングや、NLPコーチングなるものがあります。
  • 苫米地さん系
    世界的な脳科学者苫米地さんの苫米地式コーチングを忘れてはいけません。苫米地さんの手法はNLPに似ているといわれるそうですが、苫米地さんご自身がNLPのモデルになった催眠療法のミルトンエリクソンとゆかりのある方なので自然と似ている部分もある様です。
  • 自己啓発系
    日本で主流のコーチング(ICF)はこの流派に属します。関係者は、コーチングをパッケージ化し、ビジネスとして創造した偉大な功労者です。1960年代の人間性回復運動から派生した自己啓発セミナーの人脈をルーツとする流派になります。
  • ポジティブ心理学系
    ペンシルベニア大心理学部教授のマーティン・セリグマンの主唱するポジティブ心理学に基づいた流派。
  • ニューエイジ系
    ニューエイジ系の思想家に分類されるインテグラル思想をルーツとする流派。
  • アメリカ専門職系
    アメリカでカウンセリングや心理セラピーを行うサイコロジストは専門職として確立されていて、最低でも修士号を取得し、一定期間の臨床研修をしたうえで公的資格試験に合格する必要があります。この流派のコーチング。

NLPが日本に入って来た頃のお話

日本にNLPは、1970年代終わり頃に紹介されました。ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズら当時の優れたセラピストたちの、普通の人には真似することの難しい治療法を解析し、誰でも使えるように秘訣を明らかにした画期的なスキルであるとして伝えられました。

ゲシュタルト療法と関係者が重複していたこともあり、初期においては臨床心理学者たちが積極的に翻訳・紹介しており、カウンセリングの一手法として捉えられました。一部の自己啓発セミナーの関係者・元関係者らが積極的に導入しており、日本では民間セラピストと自己啓発セミナーの関係者・元関係者の間でよく知られるようになりました。

また、2005年あたりには、NLPを使った営業セミナーなどが開催されるようになり、また恋愛本などでテクニックを紹介されるようになり、小手先のテクニックの部分がクローズアップされ、「怪しい」「NLPをやっている人は変な人が多い」などの声もちらほら出るようになりました。

確かに、小手先のテクニックとして、誰でも、簡単に、できるスキルも多いため、悪用する人もいたのかもしれませんが、小手先のテクニックは所詮小手先止まりで、このような悪評が出ていたのも納得です。

その後、2015年辺りから起業塾ブームの波も受け、起業塾などでNLPのテクニックが紹介されるようになり、NLPという言葉が再度一部の人から注目を受けるようになりました。

 

 

ちなみに、私はアロマセラピストのテキストで、ゲシュタルト療法、NLPを知りました^^当時のアロマ仲間との間では、エサレン研究所のボディワークも研究対象だったため、私にとっては必然の出会いでした。
また、私はスキルは磨けば磨くほど、精度を増すこと。そしてスキルはそのスキルを持つものの在り方次第でいくらでもマイナスにもプラスにもなることを伝え続けています。

脳の使い方をモデル化する

「NLPは天才の脳の使い方を自分の脳にインストールできる」とも言われます。

すでに出来ている人と同じように脳を使うことで同程度の成果を発揮できると考えるのです。
このような考えをベースに、
・コミュニケーション
・モチベーションアップ
・自己改革
などに応用でき、自分のなりたい自分になれるようになります。

また、それらは健康、美容、愛、お金、などの面でも発揮できます。

実は私自身、大きな売り上げを上げ続けることができているのは、自分に自己催眠をかけているからです。自己催眠というとびっくりする人も多いと思いますが、逆にネガティブな自己催眠を自分にかけてしまっている方の方が多いんですよ。
ネガティブな自己催眠で、自分の可能性を閉じ込めているのはもったいないので、それは是非開放して欲しいです。

脳はプログラミングされている

ところで、ここまでお伝えしているように、

私たちの脳はまるでパソコンのようにプログラミングされています。
この脳のプログラミングの中に生まれてから今まで生きてきた中で体験した情報が入っています。

Calm small ginger girl sitting on table and using smartphone in light living room

生まれてから経験したこと、言われた言葉、見たもの、なども全て脳にプログラム化されます。大人になってもそれは刻み込まれています。
いわゆるトラウマも含まれることになりますね。

そしてまるでプログラミングされているかのように脳に支配され、人は生きています。

NLPではそのプログラムを書き換えることもできます。
ですので、簡単に人のトラウマなどを書き換えられるので、軽やかなセラピーが期待できます。

また、トラウマという言葉を使うと特別な人のもののように聞こえますが、実は私たちは子どもの頃にできてしまったプログラムのまま生きる人の方がほとんどでしょう。

私たちは生まれてから知らず知らずのうちに、社会、環境、家族、文化などにその、思考パターンや行動パターン、セルフイメージなどを形成させられます。

しかしながら、大人になりその違和感を感じる人が多く、その違和感や窮屈さを感じた時こそ、脳を書き換えるチャンスでもあり、

人生の後半は自分が、脳のプログラムを書き換え、自分の人生を自分で創造することができます。

これこそ、まさに「自己実現」なのです。

脳にプログラムされていないことは理解できない

そして、注目すべきは私たちは脳内のプログラミングに入っていないことは理解もできないし、実感もできないという特性です。

つまり私たちは、何かを理解したり、判断したり、考えるために、脳内のプログラミングと照らし合わせて生きています。

例えば月収100万円を稼いだことがない人が1000万円を稼ぐことをイメージしようと思っても、脳内にそのプログラムがなければどれだけ一生懸命考えたとしてもリアリティをもってイメージしづらいです。

「もっと自由に夢を見ていいですよ」「夢を描いていいですよ」「本当の自分らしく生きていいですよ」と言われても多くの方は自分の夢さえもわからないのはこのためです。

そして、イメージできないものは確信度も持てないし、本気でそれを目指そうとも思えません。

「お金持ちになりたい!」と言っていても、なれないのと一緒で、
脳の中にそれを実現するためのプログラミングが入っていなければ行動することができないのです。

しかしこの事を知らない人は、自分がうまくいっていないときや自分を信じられない時に、「やっぱり私には月収100万円を実現させるなんて無理なんだ」とか「私はこんなもんかもしれない」とか「私はどれだけ頑張っても成功できない」などと夢を諦めます。

しかし、脳のプログラムを新しくインストールすればいい訳です。

 

よく「将来の目標がない」という人がいますが、これは全く問題ないのです。経験したことや見聞きしたことはイメージできないからです。ですので、まずは、「自分の目標を見つけたい」「ビジネスの目標を決めたい」という目標から始めるとよいでしょう。

脳とパソコンのプログラムは一緒?

ところで、脳に”プログラム”などと、当たり前の様にここまで説明してきましたが、「まるでパソコンのプログラミングの様だな・・」と思った方もいると思います。
実は、NLPが誕生した、カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアには、Apple, Google, facebook, Intel, YouTube などに代表されるソフトウェアやインターネットの関連企業が多数生まれ、ITのメッカでもあるのです。この様な環境で、ITコンピューターの研究にも力を入れているカリフォルニア大学サンタクルーズ校でNLPは誕生しました。
そういうこともあり、脳のプログラムとパソコンのプログラムを同じ様に捉え、解説できる部分は大変興味深いものです。

 

一般的なNLP講座でやること

一般的に開催されている3ヶ月以上のしっかり組み立てられたNLPの講座では、まずNLPを通しての「自己理解」「自己変容」を中心に学習します。人間の、思考・感情・行動などに関連する認知システムを知ることができ、意識・無意識の構造を学びます。認知システムを知ることで、これまでパターン化されてきた意識・無意識の構造を自分らしい生き方ができる脳に書き換えることができるようになるのです。

例えば、「私はできない」「私はこの程度だ」などのビリーフ(思い込み・信念)や、ネガティブな思考パターン、行動パターンは、NLPの効果的な手法を用いることで簡単に書き変えることができます。

また、深層心理コミュニケーションについて学習し、効果的な対人スキルをワークしていきます。他者との信頼関係の構築の仕方や、対人コミュニケーションスキルなど、どこでも実践できる具体的なスキルも網羅していきます。

この学びのプロセスでは、自分の人生を振り返り、自分の考え方や心の癖、行動パターンに気づく機ことになります。その気づきを通して、自己理解を深め、対人援助法や、自分の人生を自分で決めていく方法を学び実現していきます。

NLP創始者は、「使えないものはNLPではない」と言っています。それほどNLPは人生をより良くするためのエッセンスが詰まっています。このように講座では意識や行動により良い変化を起こすための自己実現スキルを習得します。

これらは、一般的なNLPの連続した3ヶ月以上の講座で行われ、これらが叶わない講座ではNLPの本質的な最低限の理解や学習は難しいでしょう。

実はNLPの資格は存在しない?

準備中(お楽しみに!)

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準備中(お楽しみに!

対人援助者がNLPを使うときに大切なこと

ここまで述べても足りないくらい、NLPは脳を書き換えるというシンプルなスキルにも関わらず、成果がでます。
シンプル尚且つ斬新で、ユーモアがあります。
初心者でも、テキストを棒読みでも、目の前の相手に成果を出すことができます。

にも関わらず、スキルを使うことに意識が行ってしまい、成果がでないということがよくあります。

また、苦い話ですが、NLPが日本に入った当初「NLPやっている人って、人を変えたがるよね」と悪評がありました。NLPが即効性がありパワフルなため、巷でスキルを振りかざす人が出ていたのでしょう。

そこでNLPを使う時に大切なことは、変化するのはクライアントその本人である。という意識の徹底です。

他、「助けたい!」「スキルを使いたい!」という「想いが強くなりすぎると、そこが目的になり、成果が出づらくなったり、提供者側が、ヒーローで、クライアントはヒーローの引き立て役という構図ができてしまうことがあります。

ヒーローがヒーローであり続けるために、クライアントがいつまで経ってもかわいそうな人のままで、スキルが通用しないということが生じやすいです。

特にNLP初心者にありがちなことなので、気をつけましょう。

なのでエレガント心理学講座では、スキルやワークの解説と同じくらい、そのスキルを取り扱う者のあり方の徹底をしているため成果が出やすいのです。

NLPで大切な在り方”スポンサーシップ”

スポンサーシップとは相手の本質や自己認識を認め、承認するプロセスです。相手のアイデンティティと価値観の開発に焦点を合わせ、相手の中にあるリソースにフォーカスします。「あなたのことを見ています」「あなたは価値ある人です」「あなたはユニークな存在です」といったメッセージを常に送ります。
NLPのようなスキルを使う支援者の姿勢が、クライアントの成果に繋がります。
スポンサーシップとは、支援者の在り方です。
NLPで、クライアントに成果を出す人はこのスポンサーシップがあるため、小手先のテクニックに終わらず、成果に直結するのです。

セラピー、カウンセリング、コーチングで何が成果を出すのか?

有名なAssay & Lambert(1999)の研究と推定で治療における変化をもたらす要因は、クライエントの要因および治療外要因が40%で、治療上の人間関係が30%、技法の差が15%、期待とプラシーボが15%との表現があります。

NLPのモデルとなった、ミルトン・エリクソンも、「治療する人、それはクライアントその人自身だ」という事を言っています。
つまり、人が変化する際に対人援助者ができる事は、スキルや技法を過信することではなく、クライアント本人の力を信じることとも言えます。
他、研究結果では、顕在的で高い水準の苦悩を持ったクライエントは、変化への動機づけが高くなるため、より良い成果を得ることが多い (e.g., Mohr & Beutler, 1990)。と言われます。
つまり、クライアントの「変わりたい!」という想いが、人の変化には大きく影響をする訳ですね。

エレガント心理学のNLPでは、
スポンサーシップを特に大切にしてNLPのスキルを扱うので、クライアントの変化が早いのです。

エレガント心理学のNLPが成果が出る訳

手前味噌ですが、エレガント心理学のNLPを学んだ方は、ライティングテクニック、セールススキルに加え、セラピースキル、カウンセリングスキル、コーチングスキルと、プロフェッショナルな成果につなげています。そしてもちろん自己変容も遂げています。

その理由が「自己受容」「自己統合」をエレガント心理学では大切にしているからです。

NLPの初期のモデリング対象だった、三人の天才セラピスト、ミルトン・エリクソン、バージニア・サティア、フリッツ・パールズたちが、クライアントに対して行っていたあり方、思考、背景を大切にしており、単にテクニック、スキルに止まりません。

具体的には、
①スポンサーシップというあり方、そして②「自己受容」「自己統合」というプロセスを体験しながら、③スキルとして脳の中を書き換えるという、この3つのプロセスを大切にしているため、成果が出ているのです。

まとめ

NLPは、脳のプログラムを変えるシンプルなスキルです。
ただし、シンプルなスキルだからこそ、その使い手の姿勢が大切になり、特にスポンサーシップでスキルを使うことが大事です。
また、対人援助でスキルを使う際クライアントの「変わりたい」という気持ちが重要になり、提供者とクライアントの双方の関係性が成果につながります。

それに加え、エレガント心理学のNLPでは、「自己受容」「自己統合」というプロセスを踏むため変容が大きいのです。

 

エレガント心理学 NLPセラピストアカデミー
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